「会社を辞めたい」「仕事辞めたい」と思ったことはありますか?
- 休日が少ない
- 残業が多いのに安月給
- 無能な上司でイライラする
- 職場の人間関係がしんどい
- 思うように評価されない
毎日嫌なことばかり続くと、精神的に辛くなってしまって、何もかもが疲れてしまい嫌になることもあります。
「この気持ち、仕事を辞めたいっていうのは、甘えなのかな?」
いいえ。それは甘えではないんです。あなたの本音で大切なSOSの感情です。
この記事では、会社を辞めたいと思う理由やそう思った時にやるべき事などを纏めてみました。
この記事を読んで、ちょっとでも救われる人がいてくれたら嬉しいです。
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大丈夫。あなただけじゃない!仕事を辞めたい理由
「仕事を辞めてたい」「会社を辞めたい」と思ったことがある人はあなただけではありません。
実際に退職をした人の理由ランキングの結果はこの通り。
- 給与・報酬が少なかったから
- 労働時間が長かった・休暇が少なかったから
- 会社の経営方針に不満を感じたから
- 能力・実績が正当に評価されなかったから
- 事業又は会社の将来に不安を感じたから
- 人間関係がうまくいかなかったから
- 新しい仕事がみつかったから
- 自分の希望する仕事ではなかったから
- 健康がすぐれなかったから
- 契約期間が満了したから
引用先:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/seinen09/kekka3-5.html
実際に退職をした理由ランキングを見ると、
あなたが今「会社を辞めたい!」と思った、同じ理由が入っているはずです。
重要な判断基準はたった2つだけ
ここで重要なのが、あなた自身が仕事を辞めたいと感じる理由が「自分で解決できる事」「自分で解決できない事」のどちらであるか、という部分です。
例えば、6位以外は、「会社に対する不安や不満」であり、雇用条件や労働環境、企業の将来性など、「自分で解決できないもの」に該当します。9位に関しては体調面の問題の結果論であり「自分で解決できないもの」です。(7位は結果のみのため除外)
雇用条件や労働環境、企業の将来性、会社のカラーがあなたの性格に合わない、このような理由が1番大きいとあなた自身が判断できるのであれば、ストレスを感じることも会社を辞めたいと思うことも当たり前の感情です。そもそも条件が合わず厳しい状態だと自分が感じるのであれば、甘えでもなんでもありません。そこがあなたが居るべき場所ではないからです。転職に向けて準備することをオススメします。
「人間関係が辛いから会社を辞めたい」は甘え?
人間関係を理由に仕事を辞めたいと思うことは、甘えではありません。
何故なら、仕事は人間関係が全てだからです。
悩むのは、それだけあなたが仕事や職場の上司や同僚に対して誠実に向き合っているからです。
相手の事がどうでもよければ、悩みません。
「人間関係がうまくいかなかったから」で退職した人も、6位に該当しているので実際多くいます。
ただ、ここは少しだけ判断が必要です。
先ほどの、あなた自身が仕事を辞めたいと感じる理由が「自分で解決できる事」「自分で解決できないもの」のどちらであるか。状況によっては「自分で解決できる事」である可能性もあります。
例えば、
- 対象者が1名か、複数名か
- 同僚や上司に相談できるかどうか
- 対象者が上司である場合、別部署の上司や更に上の役職の人へ相談が可能か
- 他部署へ異動の申し出することで解決が可能か/部署異動の申し出自体ができる環境か
このように、現状の人間関係に関する課題の度合いによって変わってきます。
「人間関係の問題だけで転職しない方がいい」わけではありません。
絶対に転職した方が良いケースもかなりあります。
ただ、難点は、別の会社へ転職をしても、似たケースで人間関係の問題に悩む場合もあるのです。
何故再び似たケースの人間関係で悩むことになり得るのかというと、「対処方法がわからないまま辞めてしまった為、再び類似ケースが起こった時に対処ができない」という場合があります。
職場での人間関係の問題において、明らかに話し合う必要がない/話し合う術がない場合は即転職に向けて動き始めましょう。例えば、「複数名の対象者がいて解決し得る可能性が見えない」「少人数の職場のため人間関係が密すぎて苦しい」などです。
ただ、対象者が1名で、社内で相談をする人やSOSを出せそうな同僚や別部署の上司などがいる場合は、転職よりもまず出来ることとして相談しましょう。現職で改善の兆しがなければ本当に辞めてもいいんです。
ただ「辞めたいんだよね」という言い方ではなくて(職場の同僚に「辞めたい」というと後々面倒なので)、「◯◯で悩んでいるんだ・・・」という具体的な話をして、アドバイスを望むスタイルで相談しましょう。
同時に、転職に向けて動き出すこともオススメします。
何故かというと、「何かあっても、自分は転職できる・動けるんだ」という可能性を自分自身がしっかり感じ取っておかないと、今の職場でも言いたいことが言えず我慢してしまう可能性があるからです。
転職活動という方法で外に目を向けることで、自分の可能性を拡がり自分に自信が持てて、意外と現職の人間関係も解決できた、というケースも多々あるので試してみて下さい。
合わせて読みたい記事 上司が無能でバカなら
仕事を辞めたくなったら、まずやるべき3つのこと
ここからは、「あー!仕事辞めたい!」となった時にやるべきことを具体的に解説していきます。
本当に会社を辞めるか続けるかを判断する
まず自分が本当に辞めたいのか、一時的な感情なのか、を確認しましょう。
その上で、紙に箇条書きでOKなので、辞めたい理由や不満を思い当たるだけ書き出して下さい。
次に、その箇条書きを見ながら、あなた自身が仕事を辞めたいと感じる理由が「自分で解決できる事」「自分で解決できないもの」のどちらであるか、を判断します。
真横の空いているスペースに、どちらかの印(しるし)をつけていきましょう。
そこまでできたら、後は「自分で解決できる事」に該当しているものは、対策方法を考えてみたり、同僚や上司、他部署の人などでOKなので相談しましょう。あなたの事をよく知っている知人や、過去一緒に仕事をしたことがある人などにも相談しても良いと思います。信頼できる人なら尚良いです。
ストレートに「辞めたいんだよね」という言い方ではなくて(職場の同僚に「辞めたい」というと後々面倒なので)、具体的な内容で「◯○で悩んでいるんだ・・・」というアドバイスを望むスタイルで相談しましょう。
また、転職コーチングサービスなどを活用することもオススメです。
プロのアドバイスを受ける事で、視野が広がり活動方法を考え直すきっかけになります。
実は、最初からお金をかけなくても無料支援・無料相談が結構あるので活用してみて下さい。
タダでできるものはできるだけ活用してしまった方がお得です。
自ら期限や課題を決める
実際に「転職する」或いは「職場で相談したり自分でできる対策方法を実行する」などが決まったら、自ら期限を決めましょう。
個人的には3カ月区切りがオススメです。
半年や1年だと期間が長すぎて「うー!!」と再びストレスが溢れる瞬間が出てきます。
ちょうど3カ月程度であれば、長過ぎす短過ぎずで明確に変化があったかどうか判断しやすいので。
関連記事 キャリアアップするための具体的な方法
ストレス発散方法を作る
3つ目の、仕事を辞めたくなったらすべきことは、「ストレス発散方法を作る」です。
そんなこと?と思われがちですが、実はこれが本当に1番大事!
仕事を辞めたいと悩んでこの記事を読んでくれている人は、ストレス発散が上手くできていないのも課題なのです。
仕事外のプライベートの時間も「仕事辞めたい」「仕事嫌だ」とストレスが溜まる思考回路になってしまっている人が多いのではないでしょうか。(私も実体験があります。)
- 好きな趣味を作る
- 身体を動かす
とてもシンプルな事ですが、「仕事のことを忘れる」時間が必要です。
それが「自分自身を癒すこと」や「自分を輝かせること」など、楽しかったり嬉しいことであれば更に良いです。
最後に
「疲れた」「辞めたい」そう思っている人は、仕事にちゃんと向き合って頑張っている人だからです。
いい加減な気持ちで適当に仕事してないから、悩むのです。
それって凄いことで、誰でもできることじゃありません。
あなただから、ここまで頑張って来れたのです。
苦しいと思った時、少し自分を甘やかしてあげて下さい。
些細なことでもいいです。甘いものを食べたり、ちょっと背伸びして欲しいものを奮発して買ってみたり。
我慢せずに、自分自身をもっと大切にして欲しいと思います。