転職を考えている方にとって、面接はとても重要なステップですが、実際にオンライン面接や面接会場に行ってみると、会社や仕事内容が自分の希望に合わない、または面接官の雰囲気があまり良くないなど、想定していたものとは異なり、微妙な雰囲気の場合もありますよね。
この記事では、そんな時、面接を辞退したり途中退室しても良いのか、日程調整の際に断る方法などについて、ご紹介します。
転職活動における面接の重要性とは
転職活動において、面接はかなり重要になります。
採用面接は、あなた自身を直接アピールできる場
履歴書や職務経歴書などの書類審査がパスした先にある面接なので、あなたの人柄や人間性、また仕事に対する想いを伝える貴重な時間といえます。
企業のカラーや目指す方向性を知るチャンスでもある
また、採用面接はあなたが企業側へアピールするだけでなく、あなたがその企業を冷静に判断する時間でもあります。
面接前に微妙なと感じたらどうするべきか
では、面接前に「この企業微妙だな・・・」と感じたらどうすべきか、気になりますよね。やるべきポイントを２つまとめました。
企業情報を再確認する
企業情報を、もう一度再確認しましょう。転職は、企業から選ばれるだけでなく、あなたが選択するチャンスでもあります。
>> 企業のリアルな口コミをチェックするなら：転職会議
また、人生において大きな環境の変化であるため、違和感を感じたら、徹底的に調べましょう。
知人に相談する
知人に相談するのもアリです。ただし、現在の職場の同僚や上司・後輩には絶対に相談しないでおきましょう。転職活動をしていることは、現職では黙っておきましょう。
面接予定の会社が微妙な時｜面接辞退や途中退室する際のマナーとは
採用面接で先方の会社が微妙だと思っているなら、面接を辞退したり途中退室したくなるケースも。ただし、マナーを守ってどうするかを事前に知っておいた方が良いです。
事前に連絡する
既に面接予定の会社が微妙だと感じ、断りたいいう気持ちが整っているのなら、事前にお断りの連絡を入れましょう。
お断りする言葉だけ、ストレートに伝える
ストレートに、「申し訳ありませんが、今回は辞退させて下さい」と伝えてOKです。
余計なことは、言わない方が良い
採用面接をお断りする際に、「他に仕事が決まった」とか、「御社に対して違和感がある」というような言葉は伝えないで。転職後、どんなご縁でその会社と繋がるか（例えば取引先など）わかりません。敵は多く作らない方が良いので、「辞退します」という言葉だけで十分です。
理由を聞かれたらどうする？
そうは言っても、転職面接を辞退する理由を企業側から聞かれる場合もありますよね。その場合は、「個人的な理由のため、申し訳ございません」でOKです。
決して先方にマイナスな理由や違和感を感じた具体的な内容を伝えないでおきましょう。
採用面接中に退室する場合の対処法・方法と注意点
採用面接の途中で退室したい場合も、少ないですがありますよね。例えば、明らかな圧迫面接や不快な質問、馬鹿にした態度の面接官など。オンライン面接の場合も同様の対応を受ける場合があります。
>> 面接・自己PRで「コミュニケーション力」を上手くアピールする方法（例文あり）
そんな時は、退室してOK！ただし、伝え方が大事
そんな違和感や不快感を感じる面接をする会社は、内定をもらっても良いことはありません。面接予定であったとしても、退室してOKです。
オンライン面接の退室方法
例えば、オンライン面接の場合は、「Webの調子が悪くなってしまい、失礼致しました。お手間をとらせてしまった責任を取る上で、この応募を取り下げ致します」と伝えましょう。
対面面接の退室方法
圧迫面接や失礼な質問が多い経験をするのは、対面面接でも同様です。対面面接の場合、「これ以上私のためにお時間を頂くのは勿体無いので、ここで辞退させて頂きます。有難うございました。」と退室しましょう。
圧迫面接や失礼な質問をしてくる採用面接は、本当にあるの？
あります。筆者も最初の就活で、かなり多くの圧迫面接や失礼な質問を受けました。大手・中小企業共に、それなりに失礼な面接は残念ながら意外と多くあります。
社内の体制が古い、という事実が知れる
このような、圧迫面接や失礼な質問を採用面接でする企業の特徴として、社内体制や風潮が古いのです。
人事部がこのような対応をする場合、内定をもらって働き始めても、この時代遅れの評価や判断をされることを我慢し続けなければならないリスクがあります。採用面接で違和感を感じたら、ここでスパッと断ることをおすすめします。
面接予定の会社が微妙な時｜面接辞退や途中退室を選ぶべき状況とは
転職時に応募した企業に違和感を感じ、面接辞退を選ぶべき状況もここでご紹介しましょう。
面接前に不適切な行動があった場合
面接前に、採用担当者から不適切なメールを受け取ったり、電話で不適切な発言を受けた場合、面接辞退を選びましょう。
企業の方針や文化に合わない場合
面接中に、失礼な質問を受けたり、馬鹿にした態度をとられた場合、また企業の方針や文化に合わないと感じるような言動をされた場合には、自分に合わない会社で働くことになることを避けるため、面接途中で辞退を申し出ることも検討してください。我慢しても良いことはありません。
自分自身の価値観や目標と合わない場合
転職活動を行う上で、自分自身の目標やキャリアプランを明確に持っている人も多いでしょう。しかし、面接中に企業の方針やポリシーと自分自身の価値観や目標が合わないと感じる場合には、その気持ちに正直に我慢しない方が良いです。自分自身が納得のいく職場で働くことが、長期的に見ても良い結果を生むことにつながります。
まとめ
面接予定の会社が微妙な時、途中であっても面接を辞退しても大丈夫です。仕事は、選ばれる側になるだけでなく、こちらも選ぶ側。いくら早く転職したい場合でも、我慢して転職した場合、次の職場環境で辛い経験をするなら、転職した意味がありません。スパッと辞退し、次の転職先探しへ時間を投資しましょう。