転職活動をする際、誰かに相談したいですよね。
特に初めての転職なら尚更。やり方や進め方が正しいかも不安になるものです。
でも、転職活動中であることを相手構わず伝えるのはNG。
相談する相手を選ぶことがかなり大切です。
この記事では、誰にどんなタイミングで相談すれば1番良いか、相談相手を選ぶ方法やメリット・デメリットをわかりやすく解説していきます。
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転職相談は誰にするべき?
転職相談をしたい!そう思った時に、あなたはどんな相手を思い浮かべますか?
- 家族 ・同僚や先輩 ・友人
- パートナー ・上司 ・プロの転職アドバイザー
プロの転職アドバイザーへ相談する前に、「自分のことをよく知っている身近な人にまず話したい」と思う人も多いははずです。
それぞれに相談する内容の範囲やタイミングについてご紹介していますので、ご活用くださいね!
身近な相手に相談する
転職の相談をしたいと考えて、まず最初に思い浮かぶのは、家族・友人・同僚ではないでしょうか。それぞれ相談する場合のメリットとデメリットについて、ご紹介していきます。
上司
あなたの仕事の状況を誰よりも把握してくれているのは、上司ではないでしょうか。
「仕事に関する相談」は、上司が適切だと考える人もいるかもしれませんが、転職に関しては違います。
理由は、上司は同じ環境・職場で働いているあなたをマネジメントする役割です。
つまり、社内で育成し育てていき実績を上げることが、彼/彼女の仕事なのです。
転職をするということは、「その場所を離れること」。
あなたは、その職場環境や雇用条件等を変えたくて、転職をするのです。
つまり、上司は立場上、事前に「転職活動した方がいいよ」とは言いません。
上司に相談するタイミング
上司には、転職をしたい意思や転職活動をすることは伝えないでおきましょう。
どれほど仲が良い上司であっても、です。
頼もしい存在であればあるほど、絶対に伝えてはいけません。
内定が決まる前に伝えた場合、あなたが社内での居心地が悪くなる可能性大です。噂が広がったり、裏切り者のように伝わってしまったり、プラスになることは全くありません。
上司へ報告するタイミングは、「内定が決まった後」。
退社時期の相談や業務の引き継ぎ・有給休暇消化など、実際に必要な相談があるタイミングで伝えましょう。
先輩や同僚
上司同様、先輩や同僚へも、転職の相談は止めておきましょう。
あなたがいくら相手との関係性が良くても、社内で噂が広がってしまってり、本人が意図していなくても、職場内でどのように人に伝わってしまうかがわかりません。
内定をもらうまでは、その会社で働く必要がありますよね。
居心地をわざわざ悪くする必要はないので、黙っておきましょう。
先輩や同僚に相談するタイミング
先輩や同僚に相談するタイミングは、転職先の内定が決定し、上司へ報告した後です。
上司より先には伝えないでおきましょう。
万が一、同僚から先にあなたの転職の話を上司が聞いた場合、どう捉えられるでしょうか。
転職までの残りの期間も心地良く、円満に退職するために、このタイミングは大切です。
両親・家族
同居している家族の場合、あなたの転職は大きな影響とインパクト、場合によっては環境の変化を与えます。そのため、転職をすることを必ず伝えなければならないケースがほとんどです。
ごく稀に、「不安にさせたくないから、家族には内定をもらってから伝えます」という人も。
しかし、もしあなたが逆の立場であった場合、自分に全く相談がないまま転職を進めていたと後から知ったら、「なぜ言ってくれなかったのか」と不信感や失望、場合によっては怒りを感じるのではないでしょうか。
転職しようと考えていることは、活動前に思いだけでも家族に伝えておきましょう。
両親や家族に相談するタイミング
「転職をしようと考えている」ということの共有は、家族にすべきである事をお伝えしました。
では、転職について、両親や家族へどこまで相談すべきでしょうか?
家族は最も親身になってくれる1番関係が近い存在です。
ただ、近過ぎる存在ゆえ、あなたのことを心配して冷静ではないアドバイスをする場合があります。身内ゆえに、挑戦や向上よりも、保守的な意見で守ろうとする場合があるのです。
そのような感情の板挟みになることは、避けたいですよね。
大丈夫です。伝えるタイミングがしっかりあります。
あなたが、「転職しようか迷っている状態」では、伝えないでおきましょう。
「転職をする」という意志が固まってから、周りの言葉にブレない状態になってから伝えましょう。
あなたの本気度が強い場合、ちゃんと家族にも伝わります。
あなたを大切に思っている家族なら、そんなあなたの意志を応援してくれますよ。
パートナー・恋人
パートナー・恋人には、転職の相談をすべきでしょうか。
実際に、転職の相談を彼氏・彼女・夫・妻へ事前相談するケースはかなり多いです。
先ほどの「両親や家族」と同様、「不安にさせたくないから、彼女には内定をもらってから伝えます」というケースは全く同じで、信頼関係を疑われたり、内定後に反対されたりと揉めるケースがあります。
特に、年収が下がる転職や、スタートアップ企業・ベンチャー企業などの転職の場合、パートナーとの時間や生活環境・生活水準が大きく変化してしまうリスクがあるためです。
パートナーや恋人に相談するタイミング
転職を検討している段階から、あなたの考えや望み、転職したい理由などを、早めにしっかり相談しておきましょう。
家族とはまた異なり、パートナーや恋人は、更に近い愛情関係で共に生きていく相手です。
人生プランに関しては、何でも言い合える関係性でなければ、無理矢理取り繕っても、いつか破局してしまいます。
共に生きていくために、相談するにはベストな相手です。
友人
転職をしようか悩んでいる時、仕事では全く関係がない友人・友達に相談するケースも多いです。
理由は、「あなたの人柄や考え方、人間性をよく理解している」から。
悩みや想いを理解してもらえると感じ、相談します。
ただ、状況によってはケースバイケースなのが現状です。
職場の実際の状況を、友人はあなたの言葉からしか知り得ません。そのため、友人がくれるアドバイスや意見を、あなたが選別する必要が生まれてしまいます。
友人に相談するタイミング
友人に相談するタイミングは、どの時期でもOKです。
ただし、あなたの頭の中で、相談目的を明確にすることが大切。
例えば、「ただ話を聞いてほしい」「自分の転職したいという想いを客観的に聞いてどう思うか」など、はっきりした正しい答えを求めるアドバイスを望むことは止めておきましょう。
あくまで、彼/彼女の意見の1つとして、受け止めることが大切です。
友人の場合、生活環境や思考・働き方など、みんな異なります。また、パートナーや家族とはまた異なり、切りたくても切れないといった深い関係ではなく、適度な距離感が心地良い関係の場合がほとんどです。
身近な相手に相談するメリット
身近な人へ相談するタイミングについて、それぞれの項目でご紹介しました。
続いて、「メリット」をわかりやすくまとめてみました。
上司 | 仕事上のあなたを知っている |
先輩や同僚 | 仕事上のリアルな声が聞ける |
両親・家族 | 親身になってくれる |
パートナー・恋人 | 親身になってくれる |
友人 | 客観的意見がわかる |
身近な相手に相談するデメリット
親身な相手に相談する「デメリット」について、まとめてみました。
上司 | 職場環境や態度の変化がある場合も |
先輩や同僚 | 社内で噂が広まる恐れ |
両親・家族 | 感情的・保守的な意見になりがち |
パートナー・恋人 | 将来のビジョンにより話し合う必要 |
友人 | あくまで1個人の意見 |
プロの転職アドバイザーはどのタイミングで利用すべきか?
身近な人たちへ相談するタイミングと、メリット・デメリットについては理解できましたね!では次に、転職サイトや転職エージェントを活用するタイミングについて、です。
転職アドバイザーへどのタイミングで相談すべきなのか気になると思いますので、解説します。
結論からお伝えすると、以下3つにポイントを絞りました。
- 早めの相談が効率的
- プロだから知り得る判断と情報を聞く
- 他人だから頼りやすい
それぞれ理由を解説していきます。
早めの相談が効率的
「転職に悩んでいて、誰かに相談をしたい」そう思った段階で、転職サイト・転職エージェントに登録して、アドバイザーに相談面談をしてもOKです。
まだ明確に転職を迷っているからこそ、使うべきです。
理由は、転職サイト・転職エージェントのほとんどが無料だから。
多くの場合、お金は1円もかかりません。
モヤモヤが溢れていて、悩んでいるからこそ、転職すべきかどうかの気持ちや意思の整理にも、プロの面談を受けて頼りましょう。
プロだから知り得る判断と情報を聞く
人が何かに悩んでいる多くの場合、「情報収集が足りていないから」が原因です。
知り得た情報が多い場合、選択肢が多くある状態なので、人は悩んだりしません。
「どれにしようかな?」で悩む場合とは、内定が複数得られて選ぶ状態の時。この状態は、どれを選べば得かという思考なため、また異なります。
「転職した方がいいかどうか」の場合は、情報不足からの不安感情からきています。
転職サイトや転職エージェントを活用すれば、あなたの希望条件や過去の職歴に基づいて、プロの転職アドバイザーが厳選した情報を定期的に提供してくれます
ただ悩み続けて時間が過ぎていく状態なら、届く求人情報を見ながら「転職するかどうか」を照らし合わせる方が有意義で、あなたの漠然とした不安も解消されていきますよ。
他人だから頼りやすい
転職アドバイザーへ相談することに抵抗がある人もいるかもしれませんが、無料であればプロを活用した方がお得です。
また、全く知らない他人であるからこそ、私情を交えず冷静かつ迅速な対応ができることも、活用するメリットの1つ。統計やデータ、求人掲載企業の要望を把握している背景もあるため、頼りやすいです。また、彼らは仕事として行っているため、気を遣う必要もなし。望む要望や転職を悩んでいる点もストレートに伝えられます。
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如何でしたか?
相談する相手やタイミングを誤ってしまうと、心に負担が掛かってしまう状況になる可能性があります。この記事を参考に、相談相手をしっかり選び、より良い選択ができるよう活用してください。