転職で話やエピソードを盛るとどうなる?嘘との違いや、後に昇進が厳しくなるデメリットも解説

転職面接で話を盛ったり嘘をつくことは、ついついやってしまいたくなる気持ちもあるかもしれません。しかし、そのような行為は後々、大きなデメリットを生むこともあります。

この記事では、転職で話やエピソードを盛るとどうなるか、嘘との違いや後に昇進が厳しくなるデメリットなどについて詳しく解説します。

【業種別・希望職種別】おすすめ転職サイト・エージェントリスト

転職で話やエピソードを盛るとどうなる?

転職面接において、自分自身をアピールするために話を盛ってしまう人は少なくありません。しかし、話やエピソードを盛りすぎると、現実とのギャップが生まれてしまうことがあります。その結果、内定をもらった後に、期待値が上がった状態のため困難な仕事を任されてしまったり、実際の仕事内容に対する自信を失ってしまったり、職場環境に合わなかったりすることもあります。

また、転職面接で嘘をついて内定を取り消されるケースもあります。採用担当者から現職で働いている会社に電話をかけられ、実際には自分が言ったような仕事をしていなかったことが発覚した場合、内定を取り消されることもあるため、嘘をつくことは避けた方が無難です。

転職面接で話やエピソードを盛りすぎないようにするには、事前に自分自身の強みや弱みを客観的に把握し、それを基に自己PRをしましょう。また、履歴書や面接で言葉遣いに注意し、在職中の会社の呼び方や書き方についても確認するようにしましょう。

>> アクシスコンサルティング フリーコンサルBiz

転職面接で話を盛ると現実とのギャップが生まれる

転職面接では、自分自身をよくアピールする必要がありますが、話を盛りすぎると後々トラブルを招く可能性があります。

例えば、面接官に話したことと現実が違うと、信頼性が損なわれ、その後昇進などの機会を逃すことになる場合があります。

実際に業務経験やスキルを過大にアピールした場合、入社後に求められるレベルに達していないとすぐにバレてしまい、周囲から信用を失うことになります。

転職面接では、自分の本当の実力と強みを正直に伝えることが大切です。また、話を盛りすぎないように気を付けることで、後々のトラブルを回避することができます。

>> 【職種・年代別】おすすめ転職サイト・エージェント一覧

転職面接で嘘をつくと後で調べられる可能性がある

転職面接で嘘をつくと後で調べられる可能性があるため、嘘をついて内定を取り消されることもあります。特に経歴やスキルについて嘘をついた場合は、実際に働いているうちにその嘘が明らかになり、信用を失ってしまうことも考えられます。

また、現代ではSNSやインターネットの普及により、個人情報を調べることが簡単になっています。企業側が応募者の情報を調べたり、応募者が社員や元同僚とSNS上でつながっていることもあります。そのため、嘘をついていた場合、誰かにバレる可能性が高くなっています。

転職で話やエピソードを盛ると、採用面接官にバレる?【体験談】

転職で話やエピソードを盛ると、採用面接官にバレます

筆者は、実際にGAFAで採用面接担当をしていました。採用面接の際、経験やスキル、過去の職務経歴を確認するために、転職者の言葉遣いや表情、物事を説明する仕方などを注意深く観察します。

もし転職者が話やエピソードを盛っていた場合、言葉遣いや表情が不自然になったり、物事を説明する仕方が曖昧になったり、焦って矛盾した応えをするのです。

採用面接官は、聞きたい内容について質問方法を変えて何度も繰り返し質問する

採用面接官は、転職希望者の表情や回答の違和感を感じたら、伝え方や質問の仕方など、角度を変えて何度も似た質問を繰り返しています。嘘がない人・ブレない人は、質問の仕方をいくら変えても、回答に矛盾がありません。嘘をついている人の場合、部分的に矛盾点が生まれ、辻褄が合わない回答をすることが多々あります。

採用面接官は、転職希望者が嘘をついていると判断した場合、採用を見送られることもあります。確信が持てない場合、イレギュラーではありますが、通常よりも多く採用面接の回数を増やすケースも。企業側としても、信頼できない人を採用するリスクは事前に避けたいため、です。

内定後に嘘が発覚すると、契約を解除されたり、今後のキャリアに悪影響を与えることはいうまでもありません。

転職面接で嘘をついて内定を取り消された話

転職面接で嘘をついて内定を取り消されたという話は、実際にあります。例えば、学歴や職歴を偽ったり、能力やスキルを大げさにアピールして実力以上のことを言ったりすると、採用された後に実力不足が露呈し、内定取り消しや解雇につながるケースもあるのです。

また、企業側は採用選考の過程で応募者の情報を調査することもあります。そのため、嘘をついていたことが発覚する可能性が高いです。特に、学歴や職歴、資格などについては、簡単に調べられる情報が多いため、嘘をついていることがすぐにバレてしまうことがあります。

転職面接では、自分自身をアピールするために話を盛ることも誘惑されますが、嘘をつくことはやめましょう。自分の実力を正直に伝えることが、長期的に見ても自分自身のためになります。

勤めている会社の呼び方や書き方に注意しよう

転職活動中に、勤めている会社の呼び方や書き方には注意しましょう。特に、社名を略したり、正確な名称を知らない場合には、採用面接官から不信感を抱かれます。

転職活動において、正確な情報を提供し、丁寧な対応を心掛けましょう。

履歴書の志望動機で現職に不満を言うのはNG

履歴書の志望動機では、自分がその企業に応募する理由や、自分がその企業で何をしたいのかを書くことが求められます。その際、現職に不満を言うのは避けるべきです。

現職に不満を言ってしまうと、転職しても同じことが起こり得るという印象を与えてしまいます。また、企業側からすると、現在の仕事内容がその人に合わないということになりかねないため、採用の際に不安を覚えることにもなります。

志望動機では、その企業の魅力を具体的に示し、自分がその企業でどのような仕事に取り組みたいのかをアピールするようにしましょう。

>> 上手にアピールできる履歴書の志望動機の書き方

転職に嘘をつくことは当たり前じゃない

転職において、嘘をつくことは当たり前という誤解があるかもしれませんが、それは誤った考え方です。転職活動においては、嘘をつくことは倫理的にも問題があり、また後々トラブルに発展する可能性があります。

例えば、採用後に自分の能力に合わない仕事が回ってきたり、上司や同僚との人間関係に悩むことになるかもしれません。そうならないためにも、正直に自分のスキルや経験、志向性を伝えることが大切です。

もし今の職場での不満から転職を考えるのであれば、その不満を具体的に理解して改善できる企業を探すことが大切です。

転職面接が嘘つき大会になる前に

転職面接で嘘をつくことは避けるべきですが、面接官からの圧力や緊張感からついつい嘘をついてしまうこともあります。そうならないためには、事前に自分の職務経歴書や履歴書をよく確認しておきましょう。

また、嘘をつく必要があるような状況に陥ってしまう前に、自分自身のスキルや経験をよく把握し、自信を持って面接に臨むことも重要です。

さらに、過去の失敗やミスを素直に認め、そこから学び成長していることをアピールすることで、面接官からの信頼を得られることがあります。嘘をつかないことが一番ですが、嘘をついてしまった場合には、素直に謝罪することが大切です。

今の職場を上手に言い換えよう

転職面接で過去の職場や現職について話す際、否定的な印象を与えないようにしましょう。そのためには、上手に言い換えることをおすすめします。

たとえば、「人間関係が悪い」と言うのではなく、「コミュニケーションが苦手な人が多く、自分ももっとスキルを磨きたいと思った」というように、ポジティブな言い回しにすることで、自分自身も前向きに捉えられます。

また、職場の問題点をあげる場合も、解決策を提示することで、自分の提案力や問題解決能力をアピールすることができます。

>> 転職で失敗しない!採用面接のコツまとめ

就活・転職面接で嘘をつくのは後々つらい

就活や転職面接において、嘘をつくと、後にあなたは嘘を突き通さなければならないため、苦しい状況に追い込まれます。さらに、嘘がバレたとき、その後のキャリアや信用に影響を及ぼす可能性があります。

例えば、嘘が原因で内定が取り消されたり、仕事でトラブルが発生した場合、嘘が発覚すれば信用を失ってしまいます。「採用面接の時と話が違うよね?」という印象を企業側に与えてしまうと、信用がなくなってしまうため、昇進もできなくなります。

嘘をつかずに、あなた自身が本当にできることや実際の経験に基づいた話をしましょう。また、面接で聞かれた質問に対して答える前に、自分の経歴やスキルを再確認し、しっかりとアピールする準備をしておきましょう。正直であることは、長い目で見て自分自身にとってもプラスになります。

転職で話が違うと昇進が厳しくなるデメリットとは

転職面接や履歴書で盛った話や嘘が発覚すると、信用を失い、今後の昇進やキャリアアップの機会を失う可能性があります。転職先で期待される業務やスキルを持ち合わせていなかった場合、十分な成果を出すことができず、評価も低くなるでしょう。

また、昇進試験などで優秀な人材に選ばれるには、信頼性が求められます。信用を失っていると、同僚や上司から評価されることは難しくなります。転職先でのキャリアアップを考える場合は、適切な情報を提供し、正直であることが大切です。

まとめ

転職面接で話を盛ったり、嘘をつくことは、一見有利に思えるかもしれませんが、後々デメリットが大きくなることもあることが分かりました。正直に自分をアピールし、自分自身の経験やスキルを大切に伝えることが重要です。また、履歴書や職場の呼び方にも注意が必要です。転職活動を成功させるためにも、正直かつ丁寧な対応を心掛けましょう。